マイナンバー違憲訴訟原告のブログ

とある原告の視点からマイナンバー制度を考えてみたいと思います。

マイナンバー違憲訴訟神奈川、第9回口頭弁論

 先月の25日に開かれたマイナンバー違憲訴訟神奈川、第9回口頭弁論をレポートします。ここ数回の口頭弁論は傍聴席がほぼ満席になることが多く、神奈川訴訟は活況が続いていますが、今回の裁判は冒頭から分かり難かったように思います。

 裁判長と原告代理人との間で証人申請に関する確認が行われたのですが、やりとりが複雑で聴き取り難く、高齢の傍聴者は困惑されたようです。

 傍聴席にいた筆者の配偶者は司法修習経験者ですが、それでもさっぱり分からなかったとこぼしていましたが、裁判長に近い原告席に着席していた筆者も理解不能でした。

 裁判長は傍聴者に理解出来るように話す必要はないので仕方がないのですが、裁判というものが如何に一般市民から遠いものかということを改めて実感しました。

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マイナンバー違憲訴訟東京、第11回口頭弁論

 今月9日に開かれたマイナンバー違憲訴訟東京第11回口頭弁論をレポートします。

 7月に開かれた第10回の裁判を傍聴出来なかったため、今回は気合を入れて臨みました。前回の裁判の時点で12月の次回期日も決まっていたというのが気になったのですが、その理由は裁判が始まってすぐに明らかになりました。

 開廷後に例によって、男澤裁判長が今後の進行をしきりに原告側に詰めてくるのですが、瀬川弁護士によると、学者に意見書の執筆を依頼しているものの本人の都合で遅れており、意見書の提出は目途が立っていないと。次回期日までに間に合わない可能性があると説明したのですが、結審を急ぎたい裁判長は不本意な様子でした。

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長らくご無沙汰しておりましたが・・・。

 気が付いたら3ヶ月以上もブログを放置しており、どんな言い訳をしようか考えておりますが・・・というのは冗談で、実は前の記事を更新してから2週間後ぐらいに長く闘病していた筆者の父が急死しまして、しばらく手続きのために奔走していました。

 第一線を退くと同時に病気の発覚した父は、入退院を繰り返した末に小康状態を保ち、ここ数年は実家で穏やかに暮らしていたのですが突然倒れ、そのまま他界しました。母から連絡を受け、病院に駆け付けた時には既に遅く、息を引き取った後でした。

 自宅で急死したために変死扱いとされ、病院に詰めていた警察官から紹介された葬儀社に依頼することにしたのですが、翌日から怒涛のような手続きに追われました。

 いま現在、事務的な手続きは終わったものの、亡き父が中途半端な遺志を残していたために相続問題に直面しており、長子である筆者は遺族間の調整に頭を悩ませています。 

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