マイナンバー違憲訴訟原告のブログ

とある原告の視点からマイナンバー制度を考えてみたいと思います。

摩訶不思議な衆院選の結果

 いきなりですが、選挙前の安倍政権の支持率、40%ぐらいではなかったでしょうか。蓋を開けてみれば自民党の圧勝・・・「あな不思議や」と首を傾げるのは筆者だけではないと思います。

 安倍首相が国際選挙監視団の申し入れを拒否したと聞いた時点で予測は出来たので、

衆院選の結果自体に驚きはなく、ある意味いつものパターンかというのが正直な感想なのですが、あまりにも民意とかけ離れた数字は疑惑しか招かないと思いますが。

 辛勝ぐらいにしておけば現実味があって無難だったものを、何が何でも憲法改正の発議に必要な3分の2の議席が欲しかったということでしょうか。

 今回の投票率が53%というのも奇妙な話で、期日前投票した有権者が過去最高の2100万人を超えていたと報道されましたよね。

 

 台風の影響があったと理由付けされているようですが、この10年ほど欠かさず選挙権を行使し、今回も悪天候下で投票所に向かった筆者に言わせると、投票日が好天だった過去の衆院選よりも今回の方が投票所が賑わっていたように思うのです。

 事情があって投票所の入口でしばらく待機していたのですが、雨の中を次から次へと

傘を差した有権者が訪れ、途切れることが無いという状況には過去に遭遇したことがありません。

 今回こそは投票率が60%に乗るのではと予測したのですが、結果は戦後2番目に低い投票率・・・?

 いや、ちょっと待った・・・今回の衆院選、過去に状況がよく似た選挙がありました。忘れもしない2012年の衆院選滋賀県知事を務めていた嘉田由紀子氏が立ち上げた未来の党が、圧倒的な支持を集めながら惨敗という摩訶不思議な結果を招いた選挙。

 今回は立憲民主党がかつての未来の党のポジションに着き、野党第1党の地位をもぎ取ったものの、結果は2012年の衆院選と同じ自民党の圧勝、低い投票率も同じです。

 今回の衆院選が2012年の選挙と社会的な情勢が似ていると、立憲民主党が結成されて以来、筆者は考えていた訳ですが、懸念した通りの結果になってしまいました。

 

 ところで、昨年に行われた参院選の投票日に筆者が投票する直前、受付のスタッフに

ボールペンの使用を尋ねて拒否されたので今回は念を入れ、地元の選挙管理委員会に電話で確認してから筆記具持参で投票しました。

 公職選挙法では筆記具の規定はありませんので、鉛筆以外の筆記具を否定する投票所のスタッフはけしからんという話になるのですが、よくよく事情を聞いてみると、鉛筆

以外の筆記具でも有効か否かは各選管の判断によるそうです。

 地元の選管は鉛筆以外の筆記具を許可しているのに現場の集計スタッフが無効と判断

したらという懸念はありましたが、今回は持参した筆記具で記入して投票し、小選挙区比例区共に思惑通りの結果を得ることが出来ました。

 筆者のように鉛筆以外の筆記具で投票したいとお考えの方は、自己判断で筆記具の持参はせずに、地元の選管に確認された方が宜しいかと存じます。

 社会を変えうる可能性を秘めた貴重な一票が無駄にならぬよう、熟考の上で投票なさってください。

  

 今回の衆院選では選挙権を得てから初めて出口調査なるものに協力することが出来ました。時間的には夕方という遅い時間帯に珍しく投票所に調査員が待機していたのです。

 出口調査は午前中に行われると聞いていたので、休日の早い時間に投票するのは高齢者ばかりではないかと思っていたのですが、遅い時間に調査することもあるのですね。

 筆者の知人が学生時代に出口調査のアルバイトを経験しているのですが、調査には人数のノルマがあり、達成出来ないと調査員が自分で書いてしまうという話を聞いていたので、出口調査なるものは信用出来ないと考えていました。

 調査に応じた際に虚偽を記入する有権者もいるのではないかと思いますが、過去に出口調査と選挙の結果に違いが出たという報道は記憶がありません。

 しかしながら、アルバイトの経験がある知人の話を聞いた筆者に言わせると、出口調査と選挙の結果に差異が出ない方が不自然ではないかと思いますが。

 何はともあれ・・・今回の衆院選もまた筆者が言うところの「お決まりの結果」に終わり、暗澹たる思いがすると同時に、政治を諦めてしまう有権者の選挙離れが加速しないかと懸念を深めるばかりです。

  

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