マイナンバー違憲訴訟東京、第1回口頭弁論
当ブログは筆者の備忘録を兼ねておりますので、過去に参加したイベントから順を追って記事にしています。
マイナンバー違憲訴訟は現時点で東京は第3回まで口頭弁論が終了しており、神奈川は第2回まで終了しておりますが、当ブログでは時系列順に報告したいと思います。
先に提訴された東京訴訟から先行し、第1回の口頭弁論が4月12日に東京地裁で行われました。私は東京訴訟の原告ではありませんが、可能な限り東京の裁判も傍聴したいと考えており、第1回の口頭弁論は余裕を持って出掛けました。
ちなみに、東京訴訟も原告になれば良かったかとも考えたのですが、裁判が始まってみると日程が神奈川訴訟と近い日にちになることも多く、スケジュールのやり繰りが難しいので神奈川だけの原告で正解だったと思っています。
東京訴訟は原告数が多くないので加勢できれば良かったのですが、仕事を持つ身ではなかなか掛け持ちは難しい。そういう意味でも、違憲訴訟の原告に現役世代が少ないのは仕方がないかなという気がします。
裁判後に弁護士会館で開かれた報告集会にて
マイナンバー違憲訴訟東京の第1回口頭弁論ですが、事前に傍聴券が抽選になると聞いて早めに出掛けたのですが、結果的に抽選にはなりませんでした。
100人が着席可能な傍聴席が満席にはなりましたが、100人を超える傍聴希望者は来なかったようです。抽選というのが初めてだったので事前に調べたものの、ネットで検索しても情報を得られぬまま現地へ向かうことに。
裁判所もウェブサイトに記載すべきだろうと思いましたが、東京地裁の正面玄関を入ったところで行列ができており、それがマイナンバー違憲訴訟傍聴希望者の列でした。
傍聴券を手にして大法廷と呼ばれる103号法廷に向かうと最前列に陣取り、久し振りに味わった法廷の雰囲気に感慨を覚えながら開廷を待ちました。
原告側の弁護団は11名、うち7名は神奈川訴訟からの応援で、神奈川の弁護団長である小賀坂先生も同席されていました。国側の官僚も同数ほど並んでおり、傍聴席から見た裁判官席右側の片隅に司法修習生らしき2人組の男性が着席していました。
司法修習経験者である私の配偶者曰く、2人組の男性が座っていたのは修習生の見学席でいわゆる「お昼寝席」(笑)。2人の修習生が裁判の間、それと気付かれないよう居眠りしていたのを私は見逃しませんでした。
意見陳述した原告のひとり、元国立市長の関口博氏
開廷後間もなく、被告側の代理人が小声で何かを話したのですが全く聞こえず、傍聴席からブーイングが起こりました。
裁判後の報告集会で、意見陳述をする原告の存在に不服を申し立てたと弁護団から説明を受けましたが、満場の傍聴人の手前、わざと小声で話したのではないかと私は思いました。その後何度か裁判を傍聴していますが、マイクがあるにも拘らず被告側の声が小さいのが気になっています。
傍聴席は高齢者も多いので明瞭に話して欲しいのですが、被告側にしてみると傍聴人に配慮する必要性がないからか、あまり改善されてないように思います。
第1回口頭弁論では2人の原告が意見陳述をしたのですが、陳述後に傍聴席から拍手が沸き起こり、法廷のルールを多少なりとも知っている私は少々驚きました。
ルール違反ではないかと思ったのですが、裁判官や職員から注意されることはなかったし、裁判長が原告の顔を見ながら意見を聞き、時折頷いていたのが良かった。
左陪審の若い裁判官も身を乗り出すようにして熱心に聞いていたのが印象深かったです。
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