マイナンバー違憲訴訟原告のブログ

とある原告の視点からマイナンバー制度を考えてみたいと思います。

マイナンバー違憲訴訟神奈川、提訴と報告集会

昨年12月1日に提訴された東京訴訟に遅れること4ヶ月、3月24日に満を持して、マイナンバー違憲訴訟神奈川は横浜地裁に提訴されました。

私自身もツイッターで盛んに原告募集の告知を行ったのですが、少なからず功を奏したとみえ、第1次提訴の原告は最終的に201名に達しました(現在は220名)。

提訴日は正式な原告デビュー(?)を飾った日でありまして、意気揚々と提訴行動に参加したと言いたいところですが、裁判所に足を運ぶのはおよそ10年振りのことで、少々緊張していたような気がします。

 

 

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マスコミの撮影隊が待ち構える中、横断幕を掲げて集団で横浜地裁に入場したのですが、それはマスコミ向けの演出と申しますか、原告の役割はそこまでで提訴手続きは弁護団にお任せし、隣接する弁護士会館に移動して記者会見と報告集会に参加しました。

残念ながらNHK9時のニュースでは報道されず、11時近くの遅いニュースでさらりと流れただけでしたが、東京訴訟の記者会見は確か7時のニュースで報道されたと思うのです。

神奈川訴訟は200名を超える大原告団ですから、東京訴訟より注目されても良い筈なのにと疑問を感じましたが、新聞社も神奈川新聞と東京新聞以外は報道しなかったような記憶があります。

 

記者会見の席で初めて弁護団の先生方と対面したのですが、 まず人数が多いことと(総勢10名以上です)、思いのほか若い先生が参加されていることに驚きました。

明らかに自分よりも若い先生が多いのですが、私が20代で法律事務所に勤務していた時も代表弁護士は40歳前後の年齢でしたし、自分がそこそこの年齢になったということですね。

弁護団長は馬車道法律事務所の小賀坂徹先生ですが、複数の法律事務所から弁護士さんが参加されているようで、大原告団に相応しい弁護団が結成されたということです。

報告集会の参加者は100名近くいたように記憶していますが、原告からの発言や質疑応答も活発で盛会だったと思います。

 

 

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ただ、マスコミ関係者の勢いがなかったのと、私と同世代である働き盛りの若い世代の原告が殆どいなかったのが気になりましたね。

違憲訴訟という性質上、組織の中で若い世代が原告になるのは容易ではないのでしょうが、もっと若年層にマイナンバー制度の危険性をアピールする必要があるのではと思いました。

ツイッターでは非正規雇用の若い人たちも活発に発言していたように思いますが、違憲訴訟の原告になるのは別次元の話で、敷居が高いのでしょうね。

法律業界に身を置いていた私自身も原告募集の締切り近くまで迷いましたから・・・難しいところではあります。

毎日新聞の記者が来ていたように思いますが存在感は薄く、質疑応答でも発言はなく、紙面で大きくは報道されなかったのが残念です。

 

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