神奈川訴訟第4回口頭弁論後の報告集会、及び勉強会のお知らせ
第4回口頭弁論後の報告集会は前回同様、横浜YWCAにて開催したのですが、会場が裁判所から少し距離があるんですよね。
東京訴訟のように隣接する弁護士会館で開催されると参加者としては有難いのですが、横浜の場合は弁護士会館の会議室が狭く、参加者を収容出来ないようです。
今回の報告集会は盛況だったのですが、口頭弁論で意見陳述した小林展大弁護士と原告の滑舌が良かったということで、弁護団長である小賀坂徹先生の御機嫌が麗しく、熱弁を奮っておられました。
被告側の国から準備書面が提出されたのですが、まともな反論はされておらず、内容の乏しいものであったことから「なめられている」と小賀坂先生は表現されていましたが、準備書面のコピーに目を通した筆者も同様の感想を持ちました。
私は東京も神奈川も口頭弁論を欠かさず傍聴していますが、被告側代理人の態度を見ても最初から結論ありきと申しますか、国側は裁判長が違憲判決を書くことはないと踏んでいて、まともに裁判に向き合っていないと感じるのです。
仕事柄、マイナンバー制度を巡る複雑な背景を知る立場にありますので、違憲判決を得るのが困難であることは理解しているのですが、いかなる説明を求めてもはぐらかし、煙に巻こうとする被告側の態度はあまりに不誠実で、マイナンバー制度の闇の深さを思い知らされます。
意見陳述をされた原告の女性は、NHKで放送された元CIA職員であるスノーデン氏のインタビューに触れ、マイナンバー制度の拡充で海外からも個人の監視が可能になるのではないかと懸念を述べられていました。
今回の報告集会では質疑応答も活発で、参加者からは様々な質問や意見が出されましたが、口頭弁論での裁判長の話から小賀坂先生は危機感を持たれたらしく、今後も気を引き締めて戦っていくと仰っていました。
ここでお知らせなのですが、来る30日(金)に横浜駅近くの神奈川保険医協会の会議室にて、 原告集会と勉強会が開催されます。
裁判の経過や国の準備書面における問題等の報告、マイナンバー制度を巡る情勢の報告、また今後の裁判の進め方や質疑応答等、盛りだくさんのプログラムが予定されております。
裁判に足を運ぶのが難しい原告の方はもちろん、マイナンバーに関するトラブルを抱えてお困りの方や制度に疑問を抱いている方々、弁護団長である小賀坂弁護士が講師を務められますので、直接疑問点を質問されることも可能です。
18時30分からという遅い時間帯での開催ですので、勤め人の方も終業後に参加しやすいのではないでしょうか。
弁護団の先生のお話を伺ってマイナンバー制度の問題点を共有し、原告と意見を交換してみませんか?
以下に詳細を記載しますので、多くの方に御参加をいただければ幸いです。
日時 6月30日(金) 18時30分~21時
会場 神奈川保険医協会・会議室(横浜駅西口徒歩5分)
問合せ 080-5052-0270
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