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マイナンバー違憲訴訟原告のブログ

とある原告の視点からマイナンバー制度を考えてみたいと思います。

マイナンバー違憲訴訟神奈川、第2回口頭弁論

違憲訴訟(東京・神奈川)

今年の4月からスタートしたマイナンバー違憲訴訟東京・神奈川の裁判記録ですが、辛うじて年内に過去開廷分の更新が追い付きました。

10月4日に開かれた東京訴訟の第3回口頭弁論は海外出張で傍聴出来ませんでしたが、同じく10月の13日に開かれた神奈川訴訟までに帰国しましたので、神奈川の第2回口頭弁論のレポートをお届けしたいと思います。

東京・神奈川とも法廷で次回期日が決められる時はバッティングしないかとヒヤヒヤするのですが、同じ月に期日が決まることが続いています。

東京訴訟の第3回は生憎海外出張中でしたが、幸いにも原告である神奈川訴訟には間に合うよう帰国出来たので胸を撫で下ろしました。

原告となったからには神奈川訴訟だけは自分の目で見届けたいという思いがあり、極力筆者は欠席を避けたいのですが、このあたりが現役世代にはハードルが高く、平日午前中の裁判は傍聴席を満席にするのは難しいようです。

 

神奈川訴訟の第2回口頭弁論は11時からの開廷だったためか、前回のように傍聴が抽選になることはなく、希望者が全員傍聴することが出来ました。

私自身は前回同様、原告席に着くことが決まっていましたが、抽選に備えて早めに裁判所へ出かけて並んでいたものの、抽選を行うほどの人数は集まらなかったと知って拍子抜けをしました。

この日は原告席に15名の原告が着席し、傍聴席はほぼ満席だったようですが、横浜地裁の大法廷は傍聴席が84席であるにも拘らず、総勢220名の陣容を誇る神奈川訴訟の原告で埋め尽くすことが出来ないのかと。

人前に顔を晒したくない等の理由もあるでしょうが、原告に名を連ねるだけでは意味がなく、裁判を地道に傍聴することで国側と裁判所にアピールすることが大事だと私は考えています。

 

さて、第2回口頭弁論で異色だったのは、原告と被告席の上部にそれぞれ大きなモニターが設置され、原告側代理人がパワーポイントでモニターに資料を表示しながら意見陳述したことです。米国では日常的に裁判でパワーポイントが利用されているようですが、日本の裁判でモニターを見たのは初めてでした。

今回も原告のひとりが意見陳述を行ったのですが、社会保険労務士で実務的にマイナンバーを扱っている方でしたので説得力があり、私は頷きながら聞いていました。

その原告の方は日常的にマイナンバー制度の矛盾に接しているので相当な危機感を持ち、行政、民間企業、労働者の現場では制度に対する好意的な意見はなく、不安や反対の声ばかりだと報告されました。

今回も意見陳述後に拍手が沸き起こりましたが、マイナンバー制度は国民にはメリットが殆どなく、利益を享受するのはシステム開発や維持管理を請け負った企業等、利害関係のある団体だけだと私は考えています。

意見陳述を受け、国側の代理人が原告の意見陳述は必要ない、拍手は控えるべきだと訴えたのですが、裁判長は意に介さないのが面白かったですね。

「第1回で認めた意見陳述を2回目で認めないという理由はない」とはっきり仰っており、拍手の件に至っては完全にスルーで原告としては痛快でした。

 

裁判後の報告集会では珍しく新聞記者が来ていた(朝日新聞だったかと)と司会者から聞いた記憶があるのですが、質問するでもなく存在感はまったく無しで、来たからには参加者や弁護団に取材のひとつもしたのかと。

原告数220名、弁護団の登録者数67名という大規模な訴訟でありながら、マスコミがマイナンバー違憲訴訟神奈川に注目していないのが納得いきませんが、今回の集会でも参加者からは活発な意見や発言があり、盛会だったと思います。

高齢の原告の方から裁判を学ぶ機会が欲しいという要望が出ましたが、一般の市民は裁判に関わる機会がなく知識がありませんから、もっともな御意見だと思いました。

民事裁判は書類のやりとりだけに終始する傾向が強く、傍聴する側として見応えが無いのが残念なところで、それが違憲訴訟の法廷から足が遠のく要因でもあるのでしょう。

原告としてのモチベーションの高い筆者としては、少なくとも原告の方には毎回とは言わずとも、来られる時には裁判を傍聴して頂きたいと願っています。

  

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