マイナンバー違憲訴訟原告のブログ

とある原告の視点からマイナンバー制度を考えてみたいと思います。

マイナンバー違憲訴訟神奈川、違憲判決ならず。

 ご報告が遅くなってしまいましたが、先月の26日にマイナンバー違憲訴訟神奈川の判決が言い渡され、各社の報道で皆さんも御存知かと思いますが、筆者が予測した通り違憲判決は得られませんでした。

 判決の言い渡しを法廷にて傍聴したのですが、事前の広報が奏功したのか傍聴は抽選となり、希望者の30名ほどが外れるという結果で傍聴席は満席になりました。

 そんな熱気の溢れる中、裁判長が入廷してから「原告の請求を棄却する」と判決を言い渡し、退廷するまでが僅か10秒という瞬殺で(苦笑)、傍聴席から「要旨を説明して下さい」という声が飛び出す始末です。

 最初から敗訴を予測していた筆者は、まぁ、こんなものだろうとある意味、冷めていたのですが、他の傍聴者と共に法廷を出ると裁判所の入口付近に人だかりができており、弁護団の若手弁護士2名が不当判決の旗出しをしている最中で、テレビカメラが撮影していました。

 

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マイナンバー違憲訴訟神奈川、まもなく判決。

 先月の29日ですが、マイナンバー違憲訴訟東京の第16回口頭弁論と、同日に神奈川訴訟の街宣活動、及び判決前の集会が行われました。

 東京訴訟の口頭弁論はまだ公式サイトに情報が掲載されておりませんが、29日が最終弁論の予定だったはずが12月に結審が延期されたそうです。

 筆者は神奈川の集会には出席したものの、東京の裁判には行けなかったので詳細は不明なのですが、東京訴訟の原告代理人が新たな根拠を持ち出し、国側が反論する意向を示したことで最終弁論が延びたようです。

 珍しく裁判長が原告側に理解を示したと聞きましたが、東京の弁護団は強かな戦略を展開し、結審の延期を勝ち取ったという訳ですね。

 筆者は12月の期日はスケジュールの調整が可能なので、東京の最終弁論を傍聴したいと考えています。

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映画「新聞記者」(ネタバレあり)

 今回の記事はマイナンバー違憲訴訟とは直接的な関係はないので、いつもと違う文体で書いていきます。私自身の素が現れると思いますが、たまにはいいかと。

 テレビはもちろん主だったメディアでも全く宣伝されていない映画、「新聞記者」。なぜ宣伝されないのかは観ていただければ一目瞭然ですが、主演する松坂桃李のファンである連れ合いが気になっていた映画ということで、連れ立って鑑賞しました。

 「政権に忖度している」大メディアでは紹介されていないので御存知ない方も多いと思いますが、こちらの映画、巷では異例の大ヒットでロングランを続けています。

 国内で制作された映画では珍しい政治モノでありながら、観客動員数は40万を超えて興行収入も5億に達したという話ですから、人気のほどが窺えますね。

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