マイナンバー違憲訴訟原告のブログ

とある原告の視点からマイナンバー制度を考えてみたいと思います。

ネット署名にご協力お願いします。

 マイナンバー違憲訴訟神奈川の原告団が来月に予定されている判決に向け、ネット署名を開始しました。裁判所に公正な判決を求めるため、趣旨にご賛同いただける方は下記の change.org にて署名をお願いします。

 また、今月29日(木)には原告集会及び情宣活動、署名提出行動が予定されています。スケジュールは下記の通りとなりますので、ご都合の良い時間に参加を頂ければ幸いです。

 神奈川訴訟の判決期日は9月26日(木)、横浜地裁101号法廷にて13時10分からとなっています。判決を法廷内で直接聞くのは難しくても、裁判所の外で待機していればリアルタイムで知ることが出来るでしょう。

 神奈川の判決が気になる方は裁判を傍聴されるか、当日の13時過ぎに裁判所の外で待機されては如何でしょうか。

 判決後は波止場会館にて弁護団による報告集会も予定されておりますので、来月26日はお誘い合わせの上、裁判所に足を運んで頂ければ幸いです。

 

マイナンバー違憲訴訟神奈川ネット署名 change.org

「裁判所に公正な判決を求めるための署名」

http://chng.it/kcpL4cPBC4

 

情宣・署名提出行動(集会前に実施)

  8月29日(木)JR関内駅南口に集合

    15:00 ~ 市役所前にて署名・情宣行動

    16:00に横浜地裁へ移動、署名を提出

勝利判決を目指す集会

  かながわ県民センター 301号室 18:30~20:30

 

 

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マイナンバー違憲訴訟東京、第15回口頭弁論

 先月の25日に開かれたマイナンバー違憲訴訟東京第15回口頭弁論では、原告による本人尋問が行われました。神奈川訴訟で証人として法廷に立たれた原田富弘氏が、この日は原告として尋問を受けられたのです。

 自治体の職員として長年勤務された経験を持つ原田氏のお話は、行政における現場の実態を知る上で興味深く、真摯な言葉で自らの考えを述べられていました。

 大きなポイントは3つで、まず自治体の窓口ではマイナンバー制度の導入によって手続きが煩雑になり、事務負担の増大になっていると。

 原田氏が勤務されていた世田谷区では窓口業務のワンストップサービスを導入しておらず、電子申請のみでは本来の業務が遂行できない。利用者と直接面接することで個々の事情に沿ったサービスを提供できるので、電子申請は実態にそぐわないとのこと。

 また、生活保護の二重申請はホームレスのケースが多く、そもそも住所を持たないのでマイナンバーでの管理は不可能である。 

 東京訴訟も8月には最終弁論となり結審が近いゆえか、珍しく(と言うより、初めてでしょうか)男澤裁判長が原田氏の尋問に耳を傾けていたのが印象的でした。

 左陪席の若い裁判官も時折頷きながら聞き入っていましたが、やはり行政の現場を知り尽くされている原告のお話は説得力があると思った次第です。

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マイナンバー違憲訴訟神奈川、第12回口頭弁論

 6月20日に開かれたマイナンバー違憲訴訟神奈川の第12回は最終弁論となり、第1審は判決を待つばかりとなりました。

 新年度の人事異動で裁判長が交代したのですが、前回の裁判で居眠りしていた左陪席も替わるかと思いきやそのままで、果たして批判の声は届いたのかどうか。

 開廷後はまず、原告2名の意見陳述が行われたのですが、国関係の労働組合の役員をされている方が国家公務員の職場における実態を述べておられ、非常に興味深く拝聴しました。国家公務員はマイナンバー登録への協力を半ば強制的に求められており、身分証明書と個人番号カードの一体化が進められているとのこと。

 住民届をしている全国民に郵送されたマイナンバー通知カードさえ所持していない筆者に言わせると、職場で首からID代わりの個人番号カードを提げ、日常的にマイナンバーを使わざるを得ない国家公務員の心情は如何ばかりかと思います。 

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