マイナンバー違憲訴訟原告のブログ

とある原告の視点からマイナンバー制度を考えてみたいと思います。

長らくご無沙汰しておりましたが・・・。

 気が付いたら3ヶ月以上もブログを放置しており、どんな言い訳をしようか考えておりますが・・・というのは冗談で、実は前の記事を更新してから2週間後ぐらいに長く闘病していた筆者の父が急死しまして、しばらく手続きのために奔走していました。

 第一線を退くと同時に病気の発覚した父は、入退院を繰り返した末に小康状態を保ち、ここ数年は実家で穏やかに暮らしていたのですが突然倒れ、そのまま他界しました。母から連絡を受け、病院に駆け付けた時には既に遅く、息を引き取った後でした。

 自宅で急死したために変死扱いとされ、病院に詰めていた警察官から紹介された葬儀社に依頼することにしたのですが、翌日から怒涛のような手続きに追われました。

 いま現在、事務的な手続きは終わったものの、亡き父が中途半端な遺志を残していたために相続問題に直面しており、長子である筆者は遺族間の調整に頭を悩ませています。 

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マイナンバー違憲訴訟東京、第9回口頭弁論

 先月の29日に開かれたマイナンバー違憲訴訟東京、第9回口頭弁論をレポートします。10時半からの開催で、深夜族で早起きの苦手な筆者には辛い裁判でしたが、現地には早めに着けたので、開廷前の説明会に間に合いました。

 今回弁護団は水永弁護士の都合が悪く、期日を変更すべく裁判所と掛け合ったらしいですが、結果的には予定の期日で開かれ水永弁護士は不在でした。

 また、前回の裁判で瀬川弁護士が不在だったのはインフルエンザに罹患したという話で、ここ2回の裁判では生憎弁護団が揃わない状態が続いています。

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マイナンバー違憲訴訟神奈川、第7回口頭弁論

 先月29日に開かれたマイナンバー違憲訴訟神奈川の第7回口頭弁論をレポートしたいのですが、その前に横浜地裁ですが、先月から来庁者に東京地裁のような手荷物検査をスタートさせました。

 東京地裁と異なるのは、手荷物に関してはX線を通さず係員の確認のみの簡易検査であり、果たして意味があるのかという疑問を覚えました。

 調べてみると、地方でも今年から手荷物検査を始めた裁判所がチラホラあるようですが、背景にいかなる理由があるのか知りたいところです。

 筆者はかつて東京で法律関係の仕事に就いていたので、東京地裁の手荷物検査には慣れていたのですが、マイナンバー違憲訴訟神奈川の原告となり横浜地裁に通い始めた時、手荷物検査のないオープンな雰囲気に好感を覚えていました。

 裁判所とは本来、市民に開かれた場所であるべきですが、横浜地裁は所持品検査のスタートと共に出入口を正面玄関のみにし、裏側の出入口を閉鎖したようです。

 裁判後の報告集会を行う会場が前回同様、裁判所の裏手にある開港記念会館でしたので、裁判所を出てから大回りして会場に向かうことになり不便になりました。

 各地の裁判所で物騒な事件が起こっていることを理由にしているようですが、筆者には別の思惑があるように思えて仕方がありません。

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